2011年式、走行83,500km。愛車の日産ラフェスタ(B35)やマツダ・プレマシー(CW系)で信号待ちをしていると、Dレンジでのハンドルやダッシュボードの「ブルブル」とした不快な振動が気になりませんか?
【前回投稿:リアのトルクロッド交換の記事はこちら】

前回の記事でご紹介した「リア・トルクロッドの交換」で一度は静けさを取り戻したものの、約2,000kmを走ったあたりから再び徐々にガタガタが復活……。
思い切って左右のエンジンマウントも交換したところ、今度こそ新車時の静寂が完全に復活しました!
今回は、準備から片付けまでホームセンター2往復・手探りで半日格闘した、左右エンジンマウント交換のリアルな全貌と手順をお届けします。
1. 外したマウントを見て絶句…そりゃ振動も再発するわ
前回リアを変えたのに約2,000kmで振動が再発したため、原因を突き止めるべく左右のマウントを手配。届いた新品と、取り外した15年・約8.3万km走行のパーツを並べて納得しました。
- 左エンジンマウント: 中のラバーが完全にちぎれて分離していました。

【写真】左側: 新品 右側:車両から取外した物
- 右エンジンマウント: ゴムが縮み隙間ができており、弾力を失っていました。

【写真】左側: 新品 右側:車両から取外した物
これではエンジンを支えきれず、ボディに直接振動が伝わっていたのも当然です。
2. 今回用意した部品と追加工具
DIYでの作業にあたり、手持ちの工具に加えて以下のアイテムを準備しました。
大型トルクレンチ、M8、M10スパナ、クリップ外し。
●今回追加で用意した工具
- 12.7角のエクステンションバー
- 17mmのディープソケット
- 手持ちのパンタグラフジャッキ2基 + ガレージジャッキ + 12mm合板の端材(エンジン持ち上げ用)
●交換部品(日産・マツダ共通)
LFエンジンでも、もしかしたら駆動方式などによって異なるかもしれませんので、購入前には必ず車検証を元に販売店に確認して購入する事を強くお勧めいたします。
なお、今回はヤフーショッピング内で有限会社日新商会さんで購入し、左右合計で27,030円でした。
右側(運転席側)

左側(助手席側)

3. 【現場の知恵】作業手順と安全対策
作業時間は準備・片付け、ホームセンター2往復込みで約半日。初チャレンジでのリアルな目安です。
・赤丸はそれぞれのエンジンマウントの取付場所です。
助手席側はバッテリーの下になるので、バッテリーとトレーを外さなければなりません。

●安全第一のセッティング
車の下に潜る、あるいはエンジンをジャッキアップするため、以下のリスク管理を徹底しました。
- 水平で硬い地面で実施し、エンジンが完全に冷えていることを確認。
- サスペンションメンバー等に確実にウマを掛ける。
- 保護メガネと手袋を着用。
エンジンハンガーは持っていないのでガレージジャッキ+合板でエンジン本体を支え、マウント片側ずつ交換します(万が一の落下防止の為)

●【禁断】バッテリートレー周辺の脱着は「ブラケットカット」(非推奨)
バッテリートレー周辺の脱着を行う際、本来なら他のハーネス類ブラケットをごっそり外す必要があり非常に面倒です。
そこで今回は、「あえてブラケットの一部をカットする」という禁断の手段をとりました。
あくまでもDIYの自己責任です。

●15年分の固着との戦い!長めトルクレンチで攻略
以下は助手席側のエンジンマウント取外し作業途中の写真です。
ボルトを緩めようとしたところ、15年分の固着でとにかく硬い……!

そこで「クレ5-56」をしっかり吹き付けて数分待ち、長めのトルクレンチで「ぐーーーっ」と力を込めて押したところ、ジリジリと音を立てて無事に緩めることができました。
ボルトが外れたらあとは、ジャッキを上下しながら、車体から取外していきます。

取り付け時は逆の手順。ロケートピンを合わせてジャッキで持ち上げていきます。
👇の赤丸がロケートピンの位置です。

これは運転席側、そのままアクセスできます。17mmのボルト2本、ナット2個で固定されています。
交換にはディープソケットが必須です。

ちなみに、最近は2WAYノズルの商品を使っています。通常タイプは赤い棒がなくなったりして管理がめんどくさいんですよね~
おすすめ商品なので、是非チェックしてみてください👇


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シートを広げ、外した部品を並べ小部品の紛失を防ぎます。

4. 脱着時の注意点
ボルトやナットを戻す際は、しっかりとトルク管理を行って確実に締め付けます。
- 左側(助手席側)の注意点
- 上から固定する17mmのナット側は、ネット等の情報を参考に筆者は 約90 N・m でしっかり締め付けました。
- 右側(運転席側)の注意点
- メンバーやケース側に固定する17mmボルト(M12)も同様に、約90 N・m 前後を目安に締め付けを行いました。
⚠️正確なデータについてのご注意 上記の数値はネットで調べた限りの一般的なボルトナットの目安値です。不安な方は販売店にご確認ください。
5. 左右交換後の効果:「新車時の静寂」が完全復活!
すべての組み付けを終え、いざエンジン始動。
ブレーキを踏み込み、Dレンジに入れた瞬間のあの不快なガタガタ・ブルブル振動は完全に消え去り、ステアリングもダッシュボードも驚くほど静かになりました。約2,000kmでの再発におびえることももうありません。
まとめ:ラフェスタ&プレマシーの振動は「マウント全箇所のリフレッシュ」が鉄則!
日産ラフェスタ(B35)やマツダ・プレマシー(CW系)の持病とも言えるアイドリング時のガタガタ振動。
「まずは手前のリア(トルクロッド)から」というアプローチは間違いありませんが、年式・距離を重ねた個体であれば、結局のところ左右のマウントもセットで寿命を迎えているケースがほとんどです。
ディーラーだと全部こみで6万円前後になると思います。
ホームセンターを2往復するような手探りの半日作業でしたが、自分で直した愛車のフィーリングは格別。同じ症状で悩んでいるオーナーさんは、ぜひ参考にしてみてください!

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