「古い物件を買ったはいいけれど、この大きな門柱、どうやって壊せばいいんだろう……」そんな不安を抱えていませんか?実は、見た目以上に危険な罠が隠れているかもしれません。
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築古物件の「巨大な門柱」を解体する決断をした理由
物件の価値を高めるリノベーションにおいて、第一印象を決める「外構」は非常に重要です。
今回、私が取り組んでいる築古物件には、立派すぎる(そして少し圧迫感のある)門柱がありました。しかし、現代のニーズは「重厚な門構え」よりも「駐車のしやすさ」です。玄関前をスッキリさせて、車をスムーズに停められるスペースを作るため、この門柱を解体することに決めました。
幸いなことに、以前ブロックを引き取っていただいたジモティーのユーザー様から「解体時のガラもどんどん回収します!」という心強いお申し出をいただき、コストを抑えた解体作業がスタートしました✌
今回も活躍したのはやっぱりこのはつりきです。
門柱もガンガン破壊できるのでお勧めです👇

【衝撃】解体してわかった、築古門柱の「砂」の正体
大家仲間と一緒にはつり機を使い、威勢よく作業を進めていたのですが、数分後に全員の手が止まりました。
ブロックを一段崩した瞬間、中から溢れ出してきたのは大量の「砂」だったのです。


なぜ門柱の中に砂が入っているのか?
古い時代の工作物には、驚くべきことに鉄筋が一本も入っていないケースが多々あります。
- コスト削減: 当時の施工主が材料費を浮かせた。
- 重石(おもし)代わり: 鉄筋で構造を補強する代わりに、砂を詰めて重量を出していた。
放置厳禁!砂詰め門柱に潜むリスク
この「砂詰め構造」は、現代の耐震基準から見れば非常に危険です。
- 倒壊の危険性: 鉄筋がないため、横からの力(地震や衝突)に極めて弱いです。
- ひび割れからの崩落: 小さなクラック(ひび)が入ると、中の砂が流出し、一気にバランスを崩します。
もし、ご自身の所有物件の門柱に大きなヒビがある場合、お子さんが登ったり寄りかかったりするだけで倒壊する恐れがあります。早急な点検、または今回のような思い切った解体を強くおすすめします。
作業中の大ピンチ!100V電源コードの切断事故
解体作業は順調……と思われた矢先、ハプニングが発生しました。崩れ落ちたブロックの破片が、運悪く足元を通っていた100Vの電源コードを直撃!
「あれ?」という大家仲間の声とともに電動工具が沈黙しました。
よくみるとコードが完全に押しつぶされ、断線してしまったのです。
DIYにおいてトラブルは付き物ですが、ここで作業を止めるわけにはいきません。これまでの電気工事の経験を活かし、その場でリカバリー作業に入りました。
とりあえず、その場は暫定のビニールテープにて超自己責任修繕で進めました 笑
プロ級の仕上がり!断線したケーブルを確実に修復する方法
今回は、一時しのぎのビニールテープ補修ではなく、長期的な使用に耐えうる「はんだ付け」と「熱収縮チューブ」による確実な修復を行いました。
ステップ1:芯線の露出と清掃
まずはダメージを受けた部分を切り落とし、被覆を剥いて中の銅線を露出させます。この際、銅線が酸化している場合は軽く磨き、はんだの乗りを良くするのがポイントです。
ステップ2:はんだ付けによる強固な接続
ツイストして繋ぐだけでは、接触不良や引張強度に不安が残ります。はんだを芯線の奥までしっかりと染み込ませ、一体化させます。
ステップ3:熱収縮チューブによる二重絶縁
ここが最も重要なポイントです。
- 一次絶縁: 白と黒、それぞれの芯線に細い熱収縮チューブを被せて加熱・密着させます。これでショートを防ぎます。
- 二次絶縁(シースの代替): その上からさらに太い熱収縮チューブ(今回は住友電工の「スミチューブ」を使用)を被せ、ケーブル全体の強度と防水性を確保します。


まとめ:DIY道は、失敗を糧にスキルを磨く旅
今回の作業を通じて、改めて「築古物件の構造の不確かさ」と「トラブルへの対応力」の大切さを痛感しました。
門柱が砂詰めだったのは驚きでしたが、結果として安全に撤去でき、さらに電気工事のスキルも再確認できたので、大きな一歩です。玄関前が広くなったことで、この物件がどんな素敵な表情に変わるのか、今からワクワクが止まりません!
DIYでの物件再生は大変なことも多いですが、一つひとつの問題を自分の手で解決していく過程こそが、大家業の醍醐味ですね。
これからも、実戦で役立つ「築古再生のリアル」をお届けしていきます。次回の更新もお楽しみに!

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