シロアリ被害、直せる?
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「築古物件をいじっていたら、床下の木材がシロアリに食われてスカスカだった……」
不動産投資、特に戸建て賃貸を攻略する上で、シロアリ被害との遭遇は避けて通れません。一見、形を保っている大引き(床を支える重要な構造材)も、手で押すと崩れてしまうような状態を目の当たりにすると、一瞬頭が真っ白になります。
しかし、ここで立ち止まっていては再生案件は進みません。新築ではない以上完璧な「正解」を求めるのではなく、「現場でどう判断し、どこまでDIYでカバーするか」がオーナーの腕の見せ所です🔥
今回は10年空き家だったシロアリハウスの大引きを、わずか4,000円程度の材料費で「大人が跳ねてもびくともしない強度」まで復活させた、現場判断の修繕記録を公開します。
1. 現場での「違和感」が被害発見の鍵
築古物件のリフォーム中、電気配線を固定しようとした際に「ステープルが手応えなくスカッと刺さる」。この違和感こそが被害発覚の合図です。
今回、私が現場で下した診断は以下の通りです。
- 被害箇所: 大引き(90mm角材)
- 状態: 外見は四角いが、内部の約1/3がグシャグシャ。
- 判断: アリは不在。全交換は手間とコストが合いすぎるため、既存の芯を活かした「添木(そえぎ)+鋼製束(こうせいづか)」による補強で勝負する。
もちろん、これは新築基準の修理ではありません。あくまで賃貸物件としての実用強度を確保するための、DIYにおける自己責任の選択です。
2. 費用4,000円で強度を叩き出す「ハイブリッド補強」
「中途半端に食われてしまった」程度の被害であれば、新しい木材を横から抱き合わせて一体化させることで、実用レベルの強度は十分に確保できます。
現場投入した材料とコスト
| 項目 | 詳細 | 概算費用 |
| 杉角材(60mm角) | 3m(車載サイズにカット) | 約1,000円 |
| 鋼製束 | 4本(400円/本) | 約1,600円 |
| 基礎ブロック | 物件に転がっていたものを流用 | 0円 |
| コーススレッド | 90mm/75mm | 数十円 |
| 合計 | 約4,000円 |
手順①:腐朽箇所の除去
まずは手で押して崩れるような脆い部分は取り除きます。シロアリがいないことを確認し、木材の「芯」が残っている部分を確認します。
手順②:添木による横方向の締結
60mm角の杉材を、食害部分を完全にカバーできる長さで用意します。ポイントは、20mmピッチ程度の高密度で90mmのコーススレッドを打ち込み、新旧の木材を強引に一体化させること。これにより、二本の木材が一つの構造体として機能し始めます。

手順③:鋼製束による垂直荷重のサポート
添木だけでは不安が残るため、補強箇所の直下に「鋼製束」を設置します。
- 地面に基礎ブロックを設置(物件外にあるもので代用)。
- 鋼製束を立て、大引きを支える高さに調整。
- ビスでしっかり固定。
これだけで、私が木の上でぴょんぴょん跳ねてもびくともしない、ガチガチの床下が完成します。

自分が使たのはL型の鋼製束です
いろんなサイズやメーカーから発売されてますし、どれもネジ式で調整可能
しかも、500円程度で金属製なのでシロアリ対抗力抜群です!
下に商品リンクを貼っておきますので、初見の方は是非チェックしてみてください👇
3. 「ついで」の配線作業が客付けを左右する
床下を潜って修繕を行っている最悪のタイミングこそ、実はインフラ整備の絶好の機会です。
今回、修繕と並行して以下の造作を進めました。
- 洗濯機置き場の完成度向上: 給排水DIY設置と、背面棚を見越したコンセント配線。
- 全室コンセント確保: 賃貸募集において「コンセントがない部屋」は致命的です。床下から3箇所分、新たに配線を回しておきました。
修繕(マイナスを埋める)だけでなく、入居者の利便性向上(プラスを積む)を同時に行うのが効率いいですよね!


4. 最後に:DIY修繕は「自己責任」のエンターテインメント
今回の手法は、あくまで現場の状況に合わせた私の判断です。本来なら90mm角材をそのまま入れ替えるのがベストかもしれませんが限られた予算と道具の中でどう最大効率を出すか。
シロアリ物件を買うと、こうしたマニアックな修繕の連続になります。これを「苦労」ととるか「エンタメ」ととるか。私は後者として、この再生案件を楽しんでいます。
床を作る前に防蟻処理を行えば、ひとまずこの箇所の不安は払拭されます。この再生案件、夏休みまでかかるかもしれませんが、同じようにボロ物件と戦う誰かの参考になれば幸いです。
あ、でも修繕にチャレンジする時間がない方は買っちゃだめですよ 笑
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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