「古い戸建ての電気容量を20Aから40Aに増やしたいけれど、自分で分電盤を交換できるのかな?」と悩んでいませんか?電気工事士の資格を活かして、築50年オーバーの物件で宅内ブレーカー交換にガチ挑戦してみました!プロと連携しながらコストを最少に抑えた、リアルな施工ドキュメントをお届けします。
前回の記事をまだ見ていない方は先にこちらをご覧ください👇

⚡ 今回の電気工事における「チーム・サイファ」の布陣
前回の事前確認で、見事に単相3線式(単3)の配線が自己保有スペースまで来ていることが判明しました!これで約2万円の外部工事費用が浮くことが確定してホクホクの私。今回は、いよいよ「宅内ブレーカー(分電盤)の交換作業」に突撃します!
電気工事は多くの関係者や役割が絡むので、まずは今回の登場人物を整理しておきますね。
- ① 九州電力(変更判断者):今回の単3切り替えのボスです。
- ② 九電工/クラフティア(申請&外部施工):電柱から外ブレーカーまでの工事と九電への申請を担当。費用をお支払いして動いてもらう大切なパートナーです。
- ③ 送配電サービス(遠隔操作の神):九州電力の設備系関係会社。電話一本で外ブレーカーをリモートでON/OFFできる神システムを持っています。
- ④ サイファ(私):電気工事士の資格を武器に、宅内ガチDIYをエンタメとして楽しむ担当です。
そして、今回の決戦(分電盤交換)のために用意した新兵器と相棒たちがこちら!
- パナソニック BQR8482 住宅分電盤(40A 8+2):今回の主役。コスパも良くて定番の分電盤です。

- マキタ TM52DZ 充電式マルチツール 18V(※スターロック替刃専用):壁の開口に欠かせない秘密兵器。

- ロブテックス 圧着工具 AK19A:裸圧着端子・スリーブ用。

- ホーザン VVFストリッパー P-958:電工試験でおなじみの頼れる相棒。

これで準備は万端。さあ、大人の泥遊びの始まりです!
🛠 分電盤交換ドキュメント:次々と襲いかかるDIYの罠
さっそく送配電サービスさんに連絡して、遠隔操作で外のブレーカーをサクッとOFFにしてもらいました。宅内ブレーカーの1次側(元線)をテスターで測定し、しっかり「0V(電気の不通)」を確認。安全第一で古いブレーカーを力強く引っぺがします!


ここまでは完璧な流れ。しかし、新しいパナソニックの分電盤を壁にあてがった瞬間、DIYあるあるの壁にぶち当たりました。
「既存の配線が短くて届かない……。おまけに壁が石膏ボードだから、このままじゃ重い分電盤をしっかり固定できないじゃん!」
というわけで急遽、対策を講じました。12mmの合板を「850mm×500mm」のサイズにカット。壁の裏に隠れている「間柱」の位置をしっかりと狙って、左右3点と中央部にガッチリとビス打ちしてベースとなる強固な土台を作りました。
よし、これでベースは完成!と思ったのも束の間、ここから怒涛のトラブル3連発が始まります……!
❌ トラブル①:手ノコとドリルじゃ日が暮れる!開口が面倒くさすぎる問題
配線を上下に分散して逃がすため、新しく設置した合板と裏の石膏ボードを綺麗に四角くくり抜く(開口する)必要があるのですが……。
「いや、これを手ノコとドリルでチマチマやるのは流石に面倒くさすぎる💦」と、作業を前にして心が折れかけました。
👉 【対策】工具への投資は裏切らない!マルチツールを緊急投入
そこで大人の財力を発揮し、前々から狙っていた「マキタの18Vマルチツール(TM52DZ)」を思い切って緊急購入!💰
これがもう、大・大・大正解でした!100Vのコード式とは比較にならないほど取り回しが良く、石膏ボードも合板も、まるで豆腐のようにサクサクくり抜けます。作業効率が一気に爆上がりして思わずニヤリ。
❌ トラブル②:付属の丸端子が使えない!?まさかの「細線」発覚
分電盤に付属していたメインの丸端子は「14R-6(14sq用)」でした。しかし、外から宅内に引き込まれている既存の3芯電線を見ると、なんとまさかの「2.6mm(単線)」!これでは太さが違いすぎて、そのままでは圧着できません。

そもそも40A契約に対して、2.6mmの電線で本当に大丈夫なのか……?という疑問が脳裏をよぎります。ここで電気工事士の知識で計算してみましょう。
- 2.6mm単線の許容電流(理論値):48A
- 内線規程などの減少係数(0.7)をかけた場合:33.6A
「あれ、40A契約なのに安全係数で見ると33.6Aって、ぶっちゃけアウト寄りじゃない……?」
👉 【対策】プロへ即電!投資家としてのコスト意識と「守り」の重説戦略
すぐにクラフティアの担当者さんへ電話して確認しました。
担当者さん曰く「九州電力としては5.5sq以上の電線に交換してほしいのが本音(非推奨)ですが、2.6mmでも物理的にはギリギリ40Aは通るので、検査としてはOKを出せますよ」とのこと。
電線まで全て引き直すとなると一気に工事費用が跳ね上がってしまいます。ここは投資家としてのコスト意識を最優先し、2.6mmの既存線のままいくことに決定しました!
もちろん、将来への「守り」も忘れません。今後、この物件を賃貸に出す際の重要事項説明書(重説)には、『ブレーカーを50A以上に変更する場合は、借主様負担での配線工事になります』と明記する予定です。さらに、クラフティアさんにあらかじめその場合の配線工事の見積もりも依頼しておき、参考データとして手元に持っておくことにしました。見積もりはタダですからね!笑
……となれば、2.6mmの単線を輪っかにしてネジ止めすればOK……と思いきや、分電盤側のギザギザした端子台を見ると接地面が少なすぎてこれでは危険。近所の電材屋さんやホームセンターにTELしまくりましたが、お目当ての14sq線は溶接用しか売っていません。
ここで閃きました。💡
「だったら、5.5sq-6用の丸端子(5.5R-6)を2.6mm単線に圧着すればいけるんじゃないか!」
すぐに数百円で調達してバッチリ解決しました。
ただ、今回は14sqの端子をガッチリかしめる気満々で、ロブテックスの大型圧着工具(AK19A)を事前に用意していたんです。最初から5.5sqまでって分かってたら、もっと安くてコンパクトな工具で済んだというのはここだけの秘密です。笑
まぁ、「大は小を兼ねる」ということで、未来への投資としてバッチリいい仕事をしてくれました!
❌ トラブル③:50年モノの電線はカッチカチ!シビアすぎる差し込み問題
1次側の処理が終わり、いよいよ各部屋へ繋がる子ブレーカー(2次側)への結線です。ここが今回、精神的にも肉体的にも一番苦戦したポイントでした。
約50年ぶりに日の目を見たであろう、各部屋から集まってきた2.0mmの配線たち。長年の経年劣化のせいか、中の銅線も被覆もカッチカチに固まっています。先端をカットして指定寸法(15mm)の被覆を剥くのにも、信じられないくらいの力が必要です。
さらに、パナソニックの新しい分電盤は安全対策がガッチリしている分、配線の差し込みが超シビア!
しっかりミリ単位の精度で被覆を剥いて、かなり真っ直ぐズドンと刺さないと、芯線が奥まで到達した合図である「オレンジマーク(差し込みOKサイン)」がなかなか出てくれないんです。
「いや〜、やっぱり動画や本で見るのと、現場で実際にやるのとでは大違いだな……」
何本もの固い線を剥いては、ミリ単位の精度を狙って真っ直ぐ押し込む。この地味で過酷な格闘の繰り返しで、指がすっかり悲鳴を上げました……。


🔌 運命の瞬間:とりあえず半分、光が灯る!
指の痛みに耐えながらなんとか全回路の結線を終え、いよいよ通電確認です!
改めて送配電サービスさんに電話を入れ、「宅内の作業が終わったので、外のブレーカーをONにしてください!」と依頼。ドキドキしながら宅内のメインブレーカーをパチンと上げます。
結果は……とりあえずL1側のみ、バッチリ通電が確認できました!🎉
単相3線式(L1・N・L2)のうち、L2側(もう片方の相)に関しては、電柱から外ブレーカーへと繋ぐクラフティアさんの外部接続工事を待つ必要があります。こちらの外部工事は6月後半に予定されているので、ひとまずは半分だけ電気が生きていれば大成功です!
🌟 今回のまとめ&次回の修羅場(?)
一筋縄ではいかないのが、築古物件をいじる「大人の泥遊び」の醍醐味ですね。
ちょっとだけオーバースペックな工具の買い方になったり、50年モノの電線の硬さに指をプルプルさせたりしましたが、これで私も「14sqまでいつでもカシメられる男」にレベルアップしたわけです。宅内の電気工事において、もう恐れるものは何もありません!次回以降の物件やこれからのDIYで確実に役立つ自己投資だと思って、前向きにニヤリとしておきます。
電線トラブルもプロとの連携でコスト最少で切り抜け、ひとまずL1側の通電までこぎ着けて一安心。電気を受け入れる「器」はバッチリ形になりました。
次回はいよいよ、6月後半のクラフティアさんの外部工事立ち会い、そして完全なる「単3パワー」の解放をお届けします。あるいは、また新たな修羅場が待っているのか……!?
また進展があったらリアルな情報をお届けしますね。この記事が、同じように古い戸建ての電気工事やDIYに挑戦する誰かのお役に立てれば幸いです、

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