ユーザー車検をまじかに控え、ふとリアタイヤハウスをのぞき込むとボロボロのバンプラバー…

私の2011年式・日産ラフェスタ(B35型/マツダ・プレマシーCW型のOEMモデル)も、走行距離が8.5万キロを超え、そろそろリアショックアブソーバー交換の記事がやってきました。
「ショップに頼むとショックアブソーバーの交換費用や工賃が高いし、自分でやってみよう!」
そう一念発起し、リアショックアブソーバーのDIY交換に挑戦しました。
今回は、プレマシー(CW系)やラフェスタ(B35)オーナー向けに、必要な工具や交換手順、トルク値はもちろん、実際に作業して判明した組み立ての罠や外れなくなった純正ショックとの格闘記まで徹底解説します!
プレマシー/ラフェスタのショックアブソーバー交換費用(純正 vs DIY)
お店に作業を依頼した場合と、今回のようにDIYで交換した場合の費用比較です。
- ディーラーや整備工場に依頼: 部品代 + 工賃で 約4万〜5万円以上
- DIYで自分で交換: 部品代(KYB製)のみで 約1.6万円
今回選んだのは定番のKYB(カヤバ)製ショックアブソーバーと、同社のプロテクションキット(バンプラバー&ダストカバー)です。
純正品を買い揃えるとかなりの金額になりますが、KYB製なら純正の約半額(16,000円程度)で購入できます。コストを抑えつつ乗り心地をしっかり復活させたいDIY派には間違いなくベストな選択肢です。性能も申し分ありません。
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衝撃の事実:8.5万キロ走行のリアショック(Before & After)
車両から取り外した古いショックアブソーバーの状態がこちらです。

ショック上部のバンプラバーが経年劣化と加水分解でボロボロに崩れ去っていました…。
そして交換後がこちら!

新品の黒いショックと真っ白なバンプラバー&ダストカバーがしっかり装着され、足回りが一気に引き締まりました。
なお、アッパーマウントは再利用になります。
DIYに必要な準備
- フロアジャッキ & リジッドトラック(馬)(安全第一!)
- パンタジャッキ(1G締めのアクスル持ち上げ用)
- 十字レンチ
- ボックスレンチ
- 12mm ロングボックスレンチ(アッパーマウントの奥まったナット外しに必須)
- 14mm / 12mm メガネレンチ・ソケット(純正とKYBで上面ナットサイズが違うため両方用意)
- モンキーレンチ or インパクトレンチ(ロッドの共廻り止め用)
- カッターナイフ(アッパー上面の不織布切開用)
- トルクレンチ(12mm用25N・m、17mm用105N・mが測定できるもの)
- CRC 5-56(ボルトの固着外し用)
リアショックアブソーバー交換手順と注意すべき「ハマりポイント」
1. 安全確保と潤滑剤の塗布
車体をジャッキアップして馬をかけ、タイヤを外します。下部の17mmボルトと上部の12mmボルトに作業前にCRC 5-56をたっぷり吹きかけておきます。
2. 【ハマりポイント①】バンプラバーとダストカバーの組み立て順序
KYBのプロテクションキットを組み立てる際、重大な注意点があります。
「必ずショックに組み付ける前に、ラバーとダストカバー単体で組み立てておくこと」
ダストカバーの端部エッジに沿って、斜めにラバーを回しながら入れないと上手く取り付けられない構造になっています。先にショックアブソーバーへ組み付けてしまうと、後からラバーをダストカバーにハメ込むことは不可能です。
私は最初この事に気が付かずKYBのショックアブソーバーを車体に取り付けた後にラバーをダストカバーに組付けようとしました。しかし、どうしても入らず、結局一度車体から外して組付けたあとに、車体に取り付けて2度手間が発生しました。
3. 【ハマりポイント②】アッパーマウント脱着と「共廻り」対策
古いショックからアッパーマウントを外し、新品へ移植します。

- 不織布の除去: アッパーマウント上面のナットは不織布で覆われているため、カッターナイフで切り抜いてアクセスします(切り抜いたままでも走行に支障はありません)。
- 上面ナットのサイズ違い: 純正ショックは14mm、KYB製ショックは12mmです。
- 共廻り対策: ナットを回すとショックのロッド軸が一緒に回ってしまうため、インパクトレンチで一気に外すか、ロッド頂部をモンキーレンチ等で固定しながらメガネレンチで緩めます。
4. 【ハマりポイント③】古いショックが縮まず抜けない!?
取り外し自体はボルトを外すだけですが、純正ショックアブソーバーの圧力が想像以上に高く、手で縮めようとしても全然縮まらないためスペースが足りず車体から引っ張り出すのが非常に困難でした。
いろいろ試した結果、最終手段として古いショックに小穴をあけてガス・オイルを抜くことで縮ませて取り出しました。

オイルが勢いよく吹き出すため地面がかなり汚れ、後片付けが本当に大変でした…。DIYで挑戦する方は油分用のウエスやパーツクリーナーを多めに用意しておくことを強くおすすめします。
5. 規定トルクでの締め付け(パンタジャッキを駆使した1G締め)
新品ショックを上下仮止めしたら、パンタジャッキなどを駆使してリアアクスル(サスペンションアーム下部)を持ち上げ、車重がかかった「1G状態」を作り出します。アクスルを持ち上げて車体が少し浮く程度の位置で固定することで、ブッシュのねじれを防ぎ、本来の性能を引き出すことができます。
1G状態を維持したまま、トルクレンチで正確に本締めを行います。規定トルクのメーカー許容範囲は以下の通りです。
- アッパーマウント固定ナット(12mm):25 N・m(規定範囲:22〜28 N・m)
- 下部固定ボルト(17mm):105 N・m(規定範囲:76〜102 N・m前後/足回りなのでしっかり締結)
私はトルクレンチをそれぞれのトルクに対応するレンチを1本ずつ持っていたのでそれを使いました。
👇の商品であれば1本でいけそうですのでよかったらチェックしてみてください

価格:4,980円~(税込、送料無料) (2026/8/25時点) |
作業時間の目安
- 作業時間目安:左右両方で約2時間(手順に慣れている場合)
初めて挑戦する場合やボルトの固着・古いショックの取り外しに苦戦した場合は、時間に余裕を見て3時間程度確保しておくと安心です。手順さえ頭に入っていれば、2時間程度でサクッと終わらせることができます。
交換後のインプレッション
試走してみると、劇的な変化に感動しました!
- フワフワ感の解消: 高速道路やレーンチェンジでの不快な縦揺れが一瞬で収まる。
- 突き上げがマイルドに: 「ガツン!」という衝撃が「トントン」と上品な収まりに変化。バンプラバーが効いている実感があります。
- コーナーの安定感: ロールが抑えられ、狙ったラインをピタッと走れる。
まとめ
プレマシー(CW系)やラフェスタ(B35)のリアショックアブソーバー交換は、工具と安全対策さえ整えれば、DIYで十分対応可能な作業です。
純正の約半額(16,000円程度)で手に入るKYB製ショックはコスパ抜群。組み立ての順番(ラバーの先組み)と、古いショックの反発対策(オイル処理の準備)さえ頭に入れておけば、ショップに頼むよりも大幅に費用を抑えて愛車の乗り心地を蘇らせることができますよ!

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