床下点検口の設置。「寸法も測ったし、位置も決めた。あとは切るだけ」
そう確信して丸ノコを握った瞬間に、最大の落とし穴が待っているかもしれません。
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築50年、指値35万円の「6棟目」
現在、私がコツコツと再生させているのは、通算6棟目となる築50年の戸建です。
- 取得価格: 35万円
- 状況: 10年空き家、シロアリ被害あり、水回り全交換が必要
不動産投資のセオリーである「土地値で買い、掃除して貸す」を地で行く物件ですが、私は趣味のDIYを兼ねて、徹底的に手を入れています。
今回は、今後のメンテナンス性を高めるために挑んだ「床下点検口」の設置で、言い訳のしようがない大失敗をしてしまった記録です。

サイズ選びの「親切心」が仇となる
ホームセンター(コメリ)で点検口の枠を前に、私は思案しました。
- 450mm×450mm(約500円): たまたま大安売!一般的だが、潜る時は少し窮屈。
- 600mm×600mm(約2,200円): 大柄な人でも余裕を持って潜れる。
「将来、自分以外の誰かが潜る際も楽なほうがいい」という、良かれと思っての判断で、私は大きな600mmサイズを選択しました。
「測ったつもり」を嘲笑う大引きの存在
事件は、押し入れへの設置作業中に起こりました。慎重に位置を割り出し、丸ノコを使い、合板をミリ単位の精度できれいにカット。ここまでは「完璧な仕事だ」と自負していました。ところが、切り抜いた板を持ち上げた瞬間、目の前の光景に言葉を失いました。
開口部のど真ん中を、太てぶてしい「大引き(おおびき)」が貫通していたのです。

言い訳無用の確認漏れ
大引きとは、床を支える根太の下にある、家の骨組みそのもの。
これを切断することは家の強度を損なうため、絶対に許されません。
「築古だから構造が特殊だった」なんて言い訳はできません。これは純粋に私の作業前の最終確認漏れです。
根太の方向から大引きの位置を推測する、あるいは下地探しで確認する。その、たった一つの工程を「大丈夫だろう」と過信した結果でした。
3分間のフリーズ、そして下した決意
人間、あまりにも情けないミスをすると、脳が処理を拒否してフリーズします。大引きを跨ぐように空いた穴を前に、私は腕を組んだまま3分間、自問自答しました。
「このまま蓋をして、なかったことにすれば誰にもバレない……」
「しかし、これでは人間が潜れない。点検口としての役割を果たせないじゃないか」
経済的合理性だけで考えれば、無駄な補修作業は損失です。しかし、中途半端な仕事をこの家に残したくない。「やり直そう」。そう決意し、私は開けてしまった穴を補修し、位置をずらして再開口する道を選びました。

失敗から学んだ「沈まない床」の作り方
やり直すからには、以前よりも強固なものを作ります。特に重要なのが、切り抜いた合板(ふた)の裏側の補強です。ここを疎かにすると、入居後に「床がふわふわする」というクレームの種になります。
強固な「ふた」を作るには、以下の2つの手法が有効です。
- 根太間隔での骨組み: 45.5cmまたは30.3cmの間隔でしっかりと補強材(骨)を入れ、荷重を分散させる。
- 12mm合板の「2枚張り」: もし骨組みを入れるのが難しい場合や、より剛性を高めたい場合は、12mmの合板を2枚重ねて張るのが非常に効果的です。厚みが出る分、踏んだ時の安心感が全く違います。
見えない場所の「安心」こそが、賃貸物件としての価値を支えるのだと痛感しました。
今回の「絶大」な失敗から得た教訓
この失敗は、私のDIY人生において「絶大な」教訓となりました。
- 「再確認」は大事である: 当たり前ですがカットの技術がどれほど向上しても、場所を間違えれば全てが台無しです。今回はカットする前に確認していたのにも関わらずやってしまいました💦何度も再確認して作業する事を心がけましょう
- 失敗を晒す勇気が、投資家を強くする: 成功体験だけでなく、こうした泥臭い失敗を記録し、笑い飛ばすこと。それが、次に同じ道を通る誰かの助けになると信じています。
引き続き、コツコツと
丸ノコのカット技能だけは無駄に向上しましたが、次からはもっと「慎重な準備」をセットにして作業に臨みます。
夏頃の完成を目指し次は水回りの修繕へと進みます。
皆さんも、床を切る前には「本当にそこに何もないか?」、今一度だけ確認してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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