【行橋市】不動産5棟目候補・行橋不動産投資の内見レポ|築19年アパート3棟バルクを見送った理由

内見・調査記録

はじめに:福岡エリアでの不動産投資・最新内見レポート

皆様、こんにちは。福岡県(北九州市、行橋市、苅田町、築上町、吉富町、豊前市)を拠点に、「物販×株式投資×不動産」の3本柱でサイドFIREを実践しているサイファです。

現在は4棟目の客付け準備(掃除)も一段落し、趣味の釣りやバイクに出かけたいところですが、あいにくの天候や寒さもあり、少し時間が空きました。そんなタイミングで、信頼している不動産会社から「水面下の相続案件」のご紹介をいただきました。

今回は、地元エリアで提案を受けた**「アパート3棟(バルク売り)」の内見レポート**とともに、なぜ私がこの魅力的に見える数字の案件を見送る判断をしたのか、その投資判断の裏側を詳しく解説します。


今回の内見案件:築19年アパート3棟バルクの概要

紹介された物件は、大手施工会社(大東建託)による築浅〜中堅のアパート群です。

1. 物件スペックと収支シミュレーション

  • 所在地: 福岡県行橋市
  • 築年数: 19年(大東建託施工)
  • 構造: 木造/軽量鉄骨(アパート3棟一括)
  • 価格(資料上): 1.2億円
  • 表面利回り: 9.6%
  • 固定資産税評価額: 土地 約500万円 / 建物 約2,000万円

2. 資産評価の特徴

この物件の最大の特徴は、「建物比率の高さ」にあります。土地がもともと田んぼからの埋立地であるため、土地評価額が低く、逆に建物評価が2,000万円と高く残っています。


投資家目線の分析:メリットとリスクの天秤

不動産投資において、一見「利回り9.6%」という数字は地方都市では魅力的に見えますが、サイファの視点では以下の2点を深く掘り下げる必要があります。

メリット:短期的な減価償却メリット

建物比率がこれほど高い場合、確定申告における「減価償却費」を大きく計上できます。

特に法人で所有する場合や、本業の所得が高い投資家にとっては、短期間で大きな経費を作れるため、デッドクロス(元金返済額が減価償却費を上回る状態)までの期間、キャッシュフローを最大化できる可能性があります。

リスク1:出口戦略(売却)の難しさ

私が今回最も懸念したのは、「土地値(積算価格)の低さ」です。

不動産投資の成功は「入り口」ではなく「出口」で決まります。土地評価が500万円しかない一方で、1.2億円の価格がついているということは、価格の大部分が「建物価値(収益価格)」に依存していることを意味します。

  • 10年後の評価はどうなるか?
  • 次なる買い手が融資を引けるか?

築19年の木造・軽量鉄骨物件を10年保有すれば、築29年。その際、土地値が低い物件は金融機関の評価が厳しくなり、次の買い手が融資を受けにくくなります。結果として、大幅な指値(値下げ)を飲まざるを得ないリスクが高いと判断しました。

リスク2:エリア供給過剰の問題

実際にポータルサイトで周辺の空室状況を検索してみると、戸建て物件とは比較にならないほどの競合アパートがヒットしました。

地方エリアにおけるアパート経営は、「駅近」という絶対的な利便性があるか、あるいは「相場より圧倒的に安い家賃」を提示できるコストパフォーマンスがなければ、空室リスクをコントロールしきれません。


なぜ「見送り」と判断したのか?私の投資判断基準

今回のバルク案件を見送った決定的な理由は、**「今の自分の戦略とのズレ」**です。

  1. 実質利回りの不足: 表面9.6%では、大東建託系物件の維持管理費や将来の修繕費を考慮すると、手残りが心もとない。
  2. 資産性の欠如: 土地評価が低すぎるため、長期保有後の資産形成として弱い。
  3. 機動力の低下: 1.2億円の融資枠を使うのであれば、より資産価値の高い(土地値の出る)物件や、より利回りの高い築古戸建てに分散させた方が、私のスタイルには合致している。

「いい社会勉強になった」というのが正直な感想です。アパート投資の難しさと、戸建て投資の安定性を再認識する機会となりました。


次なる一手:明日以降の内見予定(古家付き土地 2軒)

アパート案件は見送りましたが、立ち止まってはいられません。明日からは、私が最も得意とする「築古戸建て(土地扱い)」の案件2軒をチェックしてきます。

1. 新設校予定地至近の戸建て

過疎化に伴う学校統廃合により、新しく小学校が新設される予定地から徒歩2分のエリアです。

再編地域はインフラ整備が進む可能性があり、実需(マイホーム層)への出口も見込める面白い案件です。

2. 土地評価額以下の戸建て

地元の人気エリアにありながら、固定資産税評価額を下回る価格で出ている物件です。

「土地」として売り出されていますが、リフォームで再生できれば、高い利回りと確実な出口が期待できます。

これらはボロボロで「気合いのリフォーム」が必要になりそうですが、「死んでいる不動産を蘇らせる」プロセスこそが、サイファの不動産投資のスタイルであり、ワクワクする瞬間です。


まとめ:地方不動産投資で勝つための視点

今回の内見を通じて感じたのは、情報の表面的な数字(利回り)に惑わされず、「積算価格」「エリア需給」「出口戦略」を総合的に判断する重要性です。

特に地方都市での投資は、以下の3点が成功の鍵を握ります。

  • 土地値を意識する: 出口で困らない物件選び。
  • 競合調査を怠らない: アパートなら駅近、戸建てなら居住性。
  • 自分の戦略を貫く: 流行りや紹介に流されず、自分の「得意な土俵」で戦う。

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